ドアハンドルというものは世界中の生活環境に存在し、おそらく最も人が無意識に手で触れてる世界の一部でしょう。つまりドアハンドルをデザインするということは、 世界の人たちの暮らしと繋がり、 僅かであれ日々の生活の質を担うことだと考えます。今回aruを立ち上げるにあたり、 私たちが真剣に向き合ってきたのが、 ものとの対話から生まれる心地よさや豊かさです。 例えばハンドルの素材が木材に変わるだけで、手が触れた時に心に響く温度は違います。その温度を静かに調整することが、優しさであり私たちが求める質なのです。無垢の天然素材から削られ生まれてくるフォルムは、重厚感があり素材の命が感じられます。木材は使えば使うほど味わいが増していきます。 素材の雰囲気や触れることで初めて伝わる魅力を デザインを通して伝えられれば、と考えています。 Brand Philosophyaru.の思想
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